しばらくうなってみて、やっと腰を上げることができた。 フンッ、と鼻から息を出して思いっきり立ち上がった。 捻った足首にとてつもない激痛が走る。 「いっ!!」 そのまま、大きな声をあげないように踏ん張りながらコンクリートの壁をつたって、そのまま裏門から出て行くことにした。 いくら図太い神経の持ち主であるあたしでも、こんな格好では教室へは戻れない。