宗次朗には、あの日に雨が嫌いになったと言ったけど。 本当は前から雨なんて嫌いなんだ。 だって、母が出て行ったのはしとしと雨の降る6月の日で。 あたしの13歳の誕生日だった。 何故かその日からは毎年あたしの誕生日は必ず雨が降るようになって。