5@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ さっきと同じタクシーに乗って、裏バーまで戻る。 その間も宗次朗は降りるときに松葉杖を持ってくれたり、ドアを開けてくれたり、2分ごとに「大丈夫か」「歩けるか」と聞いてきたり。 いつもの宗次朗とはぜんぜん違う様子の彼に、あたしは戸惑うばかりで。 ずっと無言でいることしかできなかった。