「早く会いに行ってやれよ!もたもたしてないで」 そういう陽翔。 そういえば…こいつに 俺の家の事情、話したことなかったな… 俺の父親は 外国をてんてんと回るような仕事。 だから、母さんもそれについて回って… 俺はこっちに残った。 それなりの地位について、 それなりの収入もある。 人並み以上、ぐらい。 だから、許嫁のようなものがあったけど… 琴音のおかげでいなくなった。 そのことを、初めて陽翔に話す。 自分の家のことなんて、ほかの人に話したのは きっと初めて。