そんな考えを遮るように 鳴った、俺のケータイ。 朝早く起きた俺は、ベッドで 寝転がりながらそんなことを 考えてたんだけど… さすがに、電話にここで出るわけには いかねぇか… そう思い、ケータイを持って 寝室を出る。 昨日、陽翔とも話して 陽翔は… 『もう一回泣かしたら、殴るから』 そう言い放った。 陽翔らしくない、冷たい目で。 でも、寝るころには普通になっていた。