「…琴音?」 顔を上げると… 「陽翔……」 陽翔はお風呂上りなようで… 髪は濡れていて、ちょっと色っぽかった。 「どした?」 優しい口調で、そう聞いてくれる陽翔。 涙をぬぐって、口ごもる。 「いや…あの……」 こんなこと、話していいんだろうか… 「いってみ?」 ホントに、陽翔は優しい。 でも、なんとなく言っちゃいけない気がした。 「ダンスでねっ、センター取ったの!…嬉しくて」 笑って見せる。 はあぁぁぁーっと ため息をついて