えぇーっ…
なんで睨みあってるの…?
ど…どうしよう……
「んじゃ、俺はリビング戻ってる」
そう言って、
重い空気を察したのか、出ていく陽翔。
はぁっとため息をついてあたしの横に座る湊。
「熱、平気か?」
「うん、大丈夫。ごめんね…」
なんで…陽翔と最近仲悪いの……
前まで、ずっと一緒にいたじゃん…
一緒に笑い合ってたじゃん……
なのに、なんで?
そういえば、あの二人が話さなくなったのは、あたしがこの部屋に来てから…
「ねぇ…湊?」
「ん?」
優しそうな声をだす湊。
「あたし、この部屋にいたら迷惑?」