「は、ると…」 陽翔に、強い力で抱きしめられていて 全然動けないあたし。 なにも言わない陽翔。 ようやく、力が弱まったかと思うと… いつもの少し無邪気な陽翔の笑顔があった。 「わりぃ、琴音。なんか抱き枕みたいだった」 「…はぁ?」 「抱き心地よかったってこと」 なんじゃそりゃ? 「陽翔、具合悪かったの?大丈夫?」 「あぁ、全然平気」 「そっか、よかった…ご飯できたけど、食べる?」 「食べる」 「うんっ!用意するね」 そういって、部屋を出る。