男は部屋で携帯電話を取った。


「もしもし?」


『私。
思ったより儲かったわ。』


「そうか…
ごめんね?
本当は君に、そんなコトさせたくないンだケド…」


『…』


「でもいつか必ず、僕が君を幸せにするよ。
苦労をかけた分、何百倍も。」


『…
信じていいンだよね?』


「もちろんだよ。
心から君を愛してる。」


『…
お金、どーする?
今度でイイ?』


「あっ! 今から貰える?
えっと…
金より何より、君に会いたいダケなンだケド…」


『‥‥‥そう。
でも、アナタの家まで行く時間はナイわ。
いつものファミレスはどう?』


「わかった。
今すぐ出る。
早く君に会いたいよ。」


『…
じゃ、後でね。』