「そう言えば…
マリーさん、どうしてアソコにいたンですか?」


夕飯のカレーをスプーンで掬いながら菜々がポツリと呟いた。

アンジェラの愛はコンビニではなく、菜々の好物であるカレーに姿を変えた。

ハンバーグとかエビフライとかカレーとか…

子育て家庭デスカ。


「…
たまたま通りかかったダケ。」


マリーは水を一口飲んで、菜々から視線を逸らしたまま答えた。

捜し回りマシタ☆

なんて、言えねぇしな。

ニヤニヤしてンな、アンジー。
殺すゾ、コラ。


「ま…
まぁまぁ、イイじゃん?
全て丸く収まったワケだし?」


マリーの殺気のこもった視線に気づいたアンジェラが、焦ってその場を取り成した。


「明日から、ちょっとずつ勉強始めよっか。
俺、カテキョのバイトとかしてたし、任せてよ!」


「ハイ!
よろしくお願いシマス!」


自信アリゲに片目を閉じたアンジェラに、菜々が嬉しそうに頷いた。