―非常階段―

来てはみたけど

ホントにいるの?


コツッ

わっ!


なんかにあたった…?

「イテテテ」


といった人物は

風弥君だった


やっぱいたんだ


寝てたのかな?

「ごめんね…邪魔しちゃって」

「イエイエ…って美緒!?」

「こっこんにちは」

「なんか用?」

微笑みながらそうきいた


風弥君

「今日は、気持ち伝えようって思って」

「気持ち?」


ふぅ〜


いったん、深呼吸深呼吸


「私、風弥君のこと…好きだよ…?」


「えっ――――?」


「信じられないよね、あんな酷いこと、いったんだもん」


「あっ…あの…」


「信じてくれなくてもいい、でも私風弥君が…大好き!世界で一番好き。でも、前にもいった通り口も聞かない、目も合わせない、一生私の片想いでいいからっ…だから…」


やばい


「だから…ずっと…ずっと…風弥君を、好きでいていい…ですか…?」