姫はワケあり黒猫様





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《にゃんにゃがにゃー(略》



『ん………』



目を開けると、真っ暗だった。





………コレはヤバい。



冷や汗が背筋に流れるのを感じながら、携帯を手にとって耳に当てた。




『は………「お前今何処だ‼」



玲の怒声が耳に入って鼓膜が破れるかと思った………。




『い、今……第二図書室』




「お前等いつまでやってんだよ?!」



『………』



「はぁ………今何時だと思う」




『………8:46』



「そこは45でいい」




いや、そんなことどうでもいいよ。



『さすがに暗いねー』



「能天気に言ってる場合かよ。




ったく………




ガラス割ってもいいから外に出て校門に居ろ」



『………飛び降りろと?』



「紅羅が何とかしてくれる。



しかも、2階だろ?」




2階でも十分だよ馬鹿野郎。





「とりあえず、俺等も車で校門行くから。



少しくらい待てよ」




『う、うん』




「じゃぁな、紅羅も起こせよ」






………何で寝てるってわかったぁぁあ?!




若干恐怖を覚えながら紅羅の肩を揺さぶった。





『紅羅、紅羅』



「んむぅ………」



『結構時間ヤバい』



「………何時?」


可愛らしい仕草をしながら目を薄らと開ける紅羅に時刻を報告すると、焦ったように立ち上がった。




「やっべ、殺されるっ‼」




………何に?




疑問を抱きながらも、紅羅に手を引かれて立ち上がる。




『玲から電話があって、窓割って出ろって。



んで、校門に居ろってさ。』



「おう、おう………」




紅羅は顔を真っ赤にして一度私に背を向けてブツブツ何かを言った後、私を抱き上げた。



『んにゃっ?!』



「行くよっ!」





ガシャァンとガラスを蹴破って、下に飛び降りる紅羅。












『いやぁぁぁあああ‼』