『バカ玲っ‼』
「うっせぇな」
『ここは安易に入れないの‼
危ないな‼』
「うるせぇ。
結果的に入れたんだからいいだろ」
『バカ‼』
フロントで捕まっていた玲をペコペコ頭を下げて連れてきたはいいけど……
いや、よくないな。
『で、何で来たの?』
「お前に会いに」
『……』
日本語通じますか?
いや、通じてるけど、そんな理由却下だ却下‼
『あんたねぇ……』
「とりあえず、家上げろ」
『シネ、横暴野郎‼』
「何とでも言え」
玲の指差す方向を見ると、真っ暗な空。
玲は勝ち誇ったような笑みを浮かべていて、イラっとした。
『泊まる気?』
「当たり前だろ」
何も返事をしないで飛び出て来た部屋へ玲と共に入る。
『私、シャワー浴びるから』
「あぁ」
案外すんなり返事した玲に疑問を抱きながら、バスルームへと向かった。

