にゃん…にゃが……にゃーん…
『んむ……』
にゃんにゃがにゃんにゃんの声が聞こえる………
あ、着メロか。
あのままソファで寝てしまったらしく、目は少し腫れている。
ポケットから携帯を取り出して画面も確認せずに通話ボタンを押した。
『はい………』
「俺だ」
『………ブチッ』
ブチッと自分で言いながら通話終了ボタンを押した。
………待ってくれ。
え?
オレオレ詐欺?
いや、違う、昨日散々聞いた声だったな。
………
『何で知ってんだよぉぉお‼』
叫んだ瞬間、にゃんにゃがにゃんにゃんの曲がまた流れ始めて体がびくんと反応した。
『こ、怖‼玲、怖‼』
一向に切れる気配も無いので心が落ち着いた時に電話に出た。
『は、はい』
「………何で切った」
不機嫌そうにそう呟く玲に申し訳なくなりながら『びっくりして…』と正直に答える。
「………昨日、交換した」
……勝手に?!
うわ、プライバシー侵害‼
いやぁぁぁああ‼
メール見られてないよね?!
『ほ、他のもの見てないよね?!』
「連絡先のお前のヤツしか見てねぇ」
玲の声は少し掠れているように聞こえた。

