空き教室に入ってお弁当を広げる面々。
あー、カロリーメイト(チーズ味)しか持ってこなかったよー…
あ、カロリーメイトはメープルが1番好きだけどね。
売ってなかったんだよねー…
袋から出して食べ始めると、食べていたり喋っていた音が一切無くなってることに気がついた。
みんなを見ると、みんなは逆に私を見ていた。
………Why?!
「………まさかだけど、飯それだけとか言わねぇよな?」
佳祐は顔を少し青くしてそう言った。
?
『コレだけだけど………』
「嘘だろ?!
カロリーメイトなんておやつじゃんおやつ!」
………おやつにしてはお腹いっぱいになると思うけど。
『作るの面倒くさかったからさー』
「買いに行ったんなら他の弁当とかあっただろ……」
玲は私を睨んでカロリーメイトをチラリと見た。
『大丈夫だから、そんなに深刻そうになるなよ~』
軽くそう言うと、玲は溜息を吐いて自分の食べていたサンドイッチを1つ差し出した。
『……?何?』
「食え」
『ヤダ』
即答。
玲のご飯無くなっちゃうじゃん。
「……いいから食え」
『ヤダってば』
そう言うと玲はムッとしたように私の口にサンドイッチを無理矢理詰めた。
うっそん。
彼女にそんなことするぅ?!
睨みつけるとぎゃくに睨み返されておとなしく食べ切った。

