キシッとベッドが沈むと同時に軋んで、その音に目を開けた。
『………ん…』
「悪い、起こしたか?」
声の方に向くと玲がベッドの端に腰掛けながら私を見ていた。
『今…何時?』
「3:30。大分寝たな」
そう言った玲は優しく笑いながら私の頭をぎこちなく撫でた。
『ごめん………』
「何がだよ?」
『皆と、山の散策行けなくさせて…』
風邪のせいか、声が小さくなって掠れる。
咳払いしても掠れるのは治らないらしい。
「別に、毎年来てるのに行きてぇとも思わねぇよ」
苦笑した玲に安心して、玲の冷たく感じる手を感じたくて目を閉じた。
『玲手ぇ冷たい』
「お前が熱すぎるんだよ」
おでこから頬に滑り落ちてきた手の冷たさが気持ちよくてうとうとしているとまたギシッとベッドが音を立てた。
ちゅっと可愛らしい音をたてて唇に触れた少し冷たくて柔らかい感触。
「どこもかしこも熱いな。」
『風邪うつるよ………』
「うつればいいのに、お前の風邪なら」
そう言って深いキスをしてくる。
元々息が少し切れていたのに、そのキスのせいで荒い息しかできなくなった。
『ギブ………っ』
「鼻でしろよ息」
『無理っ……』
てか、まだ付き合って2日目なんですけど。
なのに、なんなのこの進展の早さ。
自分でも呆れるゎ。
溜息を吐くと玲は氷水で冷やしたタオルを額に置いた。
『冷たっ』
「我慢」
また眠気がくるまで玲と喋っていた。
本当にくだらない、でも
とても幸せな時間だった。

