姫はワケあり黒猫様





「あ、那琉~遅いよ~~」



「………」





いつものように抱きついてこようとした紅羅が玲に止められた。




ビックリして玲を見ると不機嫌そうに紅羅を見ていた。




「いたっ、玲何なのさぁ~」



「紅羅~、察しろよ。


那琉見てみろ?」




響が紅羅の肩をぽんっと叩いて私を指差した。




「?何か変わった?」




「“女”の顔になっただろ?」










………





「え゛えぇぇぇぇぇ?!?!」





「おー、おめでとー」



「やっとかよー玲」


「はぁ、長かったですね」




「うるせぇ………」




バツが悪そうに眉を寄せる玲にみんなで笑った。






しかも、バレると思ってなかった。





響の変な発言さえなければなぁ…







「飯食うか?」




夕季は私達にカレーを見せて聞いてきた。




「あぁ、食う」


「運動後だから腹減るよね~」



「響、黙っとこうか」




遠矢が響の頭を叩いた。




結構痛そうだぞ。






苦笑してイスに座るとカレーが運ばれてきた。




具沢山でおいしそう。



『いただきまーす』


「いただきます」




2人で食べ始めたご飯は美味しかった。