姫はワケあり黒猫様






取り合えず水着を着てパーカーをはおる。



一応、この傷も結構痛々しいからね。




背中を鏡に写して見ながら指でなぞると、ヒリヒリと体を侵食するような不思議な感覚になった。






財布と携帯を小さなバックに入れるとコンコン、とノック音がした。





「那琉?もう行くぞ?」




『あ、うん!』




急いで返事をしてドアを開けた。





すると、そこには普通の格好をした玲が居た。




ハーフ丈のジャージに上はTシャツ。





『玲泳がないの?』




「…あぁ」




少し悲し気に瞳が揺れたのは、私の気のせいなのだろうか?





少し疑問に持ちながら2人で待ち合わせのリビングに歩いて行った。