姫はワケあり黒猫様





ぱたん、とドアを閉めてズルズルとその場に座り込む。






仕事をしているうちに、皆の大切さを知ったと同時に…






玲に、自分が恋心を抱いていることにも気づいた。










自覚した途端、動揺してパソコンを打つことが出来なかった。




『……言えないなぁ、こんなの』





良き友人。




それ程にしか思われていないと思うし、それ以上になりたいともあまり思わない。





ただ、楽しく思い出に刻めれば…












ぎゅっと手を握って暫くじっとしてから立ち上がって荷物を寝室に運んだ。