姫はワケあり黒猫様




『………紅羅』


「那琉、甲板行こ?気持ちいいよ?」




『んー、そうだね。



優と変わってあげようかな』



「那琉…すまん」



佳祐が苦笑して優に目を向けた。




もう既に夕季とガミガミ言い合ってる。




『紅羅、止めに行こうか』



「あーい」



かわえっ。まじかわえぇぞこの子っ!




キュンキュンしながら2人で3人の元に向かった。




『2人ともうるさいよ』



「那琉………」


「チビ女は黙ってろ!」



『あぁん?!誰がチビ女だとッ?!』




喧嘩を止めるつもりが喧嘩を売られて買う私。





うむ、実に滑稽な話だ。





「結局那琉も巻き込まれただけだったね」




遠矢は苦笑しながら玲と佳祐と共に私達の所に来た。




「結局全員集まっちゃったね!」





紅羅は明る楽しそうに笑みを浮かべた。







皆もそれにつられるように笑ってその声は広い海の中に溶け込んだ。