姫はワケあり黒猫様







『……っ…』




「……少しくらい、意味、わかるだろ?」




上目遣い気味に私を覗き込む玲に目眩がする程の色気を感じた。






何か、キラキラして見えてしょうがない。





「今はいい。



ゆっくり考えろ」




また先程の位置に戻り玲は目を瞑った。







そのまま、港に着くまで私は玲のことをまともに見れなかった。










「那琉~」



『紅羅、おはよ』



「おはよー」





紅羅は力いっぱい突っ込んできて私を抱きしめた。





何気キツイから、紅羅。



そう言うと紅羅は佳祐と夕季に引き剥がされた。




紅羅は不満気に口を膨らませたがこちらとしては助かった。