『こんばんは。皆さん。
今までほったらかしにして申し訳ありませんでした』
「社長!何言ってるんですか!
社長は少しでも学生を味わって下さい!」
『ふふ。
もう夏休みよ?』
「……あ、////」
私によく懐いてくれてる愛衣さん。
「ほらー、愛衣。
いつもいつも社長を止めないの。」
「クスクス……真菜さん、社長が困ってらっしゃるわよ?」
ここの部を纏めている真菜さんと、補佐の雛さん。
仲の良さにいつも微笑ましくなる。
「あぁ~だって社長に会えるなんて~」
「ふふん。
私はもう5年居るのよ。社長のすがたは目に焼き付いているわ!」
「わー、真菜さんズルいですぅ」
愛衣さんの態度に部に居る皆はどっと笑う。
ここは女の人だけで構成された特別部、ファッション、メイクなどの研究を続けるところだ。
逆に男の人ばかりのところもあれば男女混合もある。
「社長、今日はこの部なんですね?!」
『えぇ。
今日からはずっと仕事場に居るから』
「やだぁ!化粧に手抜きできないわぁ!」
真菜さんがそう叫んだことに皆は笑う。
『さぁ、お喋りは終わりにして。
仕事を再開しましょう』
「「はい」」
皆さん静かになり仕事に没頭する。
真剣に。だけど楽しそうに。
その姿を見て微笑みを浮かべてから別室のコンピュータルームに向かう。
その後を空気のように薄れていた成音がついてくる。
コンピュータルームには山程の資料が積み重ねられていた。
『……成音、相当キツかったでしょ』
「…正直にいえば、な」
苦笑を漏らす成音に苦笑を返してコンピュータを起動させた。
さぁ。
お仕事の始まりだ。

