『はー……教室戻るよ』
「何だ、その疲れ切った顔は」
『テストの結果発表』
怪訝な顔で答えるとせーちゃんは目を丸くして次の瞬間には爆笑し始めた。
くそう。
「あはははははっ‼
まぁ、そうだわな‼お前の頭じゃな‼」
『うるさいうるさい!
せーちゃん嫌い!バカ!』
怒鳴り散らして理事長室を出た。
ふぅ、と息を吐いて教室に歩み始める。
多分皆空き教室だろうなぁ。
皆がくつろいでいる様子がすぐに頭に浮かんで何だかそれがくすぐったくて笑った。
……1人で笑う私って何だ、気持ち悪いな。
頬をぺちぺちと叩いて凛々しい顔つき←になってみた。
「ッブフ……」
『……』
後ろで噴き出した声が聞こえて振り向くと優が顔を片手で隠して俯きながら笑ってた。
……
『み、見てた?』
「うん、バッチリ」
優は意地の悪そうな笑みを浮かべて私に歩み寄って来た。
『ホント意地悪いよね』
「那琉に言われたくなーい」
『どういう意味』
「そのまんまの意味」
会話じゃない会話をして私達は何となく一緒に廊下を歩いていた。
私は一年の教室だからいいけど……
『優は?空き教室じゃないの?』
「ん?俺もたまには教室行くよ」
ニコニコと笑いながらそう言った優と共に教室に向かった。
何だか、少し新鮮な感じだった。

