姫はワケあり黒猫様





リビングには案の定、いつものメンバーがお茶をしていた。



「あ、紅茶俺も!」



「紅羅のも那琉のもあるから大丈夫」




優はほわりと笑ってぽっかりと空いた席を差した。




「飲む」



紅羅は紅茶が好きなのかな?



目をキラキラしながら匂いを嗅いでいた。




……ただ、下品。




『おはよ』



「おはよ、那琉」



佳祐が寝ぼけた顔でぽつりと私に向かって呟いた。




声ちっさ。



少し笑いながら『おはよ』と返す。




響は紅茶を飲みながら携帯を弄ってて、遠矢と玲は2人でパソコンを覗き込んでいる。




夕季はシャワーを浴びに行ったらしい。




昨日は寝ちゃってたしね。




「フレンチトースト、夕季が焼いといてくれたからさ」




まぁ、後から聞くに作らせたんだそうだけど。



まぁ、これがまた美味なワケで。




目を輝かしてフレンチトーストを頬張った。




時々優と紅羅がちょうだい、と言ってくるけどそれもフル無視。




それほど美味しかった、うむ。