姫はワケあり黒猫様





……


『……It did what?』



「だから、何で英語だよ」



いやいやいや……




『ちょ、何急に……』




「……もう少し」



『……っ』




玲の腕の中は気を狂わせるほどの温かさがあって離し難くなる。




ぎゅっと玲の服の裾を掴むと、比例するかのように玲の腕の力も強くなった。










「…紅羅を解放してくれて、ありがとう」





みんなみんな、








仲間思いなんだね。






自分は違うのに、何故か心が温かくなって口が緩んだ。



『……いいね、あったかい』










ふわりと体を離す玲に寂しく感じたのは…





気のせいだ、きっと。





「お前は、いつもあったかいと呟くな」




上をみると、玲の嬉しそうな顔があった。














煌めく、輝かしい笑顔。











そんな笑顔になぜ、惹かれたのかは











もう少し後、自分で気づくこととなる。