~愛実side~




あれから、なにごともなく、穏やかな日々を過ごし、伸治くんとは相変わらず、同じ部屋で寝ている。




生徒会やらなんやらで忙しく過ごし、あっという間に7月になってしまった。




「ねえねえ!みんなで夏休みに海行かない?」




いきなり、翔也さんがそんな提案をした。




「いいですね!」




「行きたいです!」




私となっちゃんが賛成する。




「よし!じゃあ行くか!」




「「「やったーー!!」」」




「そのためには、さっさと仕事を終わらせねえとな?」




「「「うっ……」」」




私達は必死で仕事を終わらせた。




そして、待ちに待った夏休みになった。