ふぅ~。とりあえず、普通でよかった~。
これで、気まずくならないよね!
私はなっちゃんのところに行き、結果を報告した。
なっちゃんは、「よかったね!」と言ってくれた。
その後、授業をいつものように受け、あっという間に放課後になった。
「よし。じゃあ山本さん、帰ろっか」
「あ、うん!」
村田くんといっしょに門を出る。
そして、帰りながら、いつものような、他愛のない話をする。
そんな話ばかりしていると、すぐに家についてしまった。
「山本さん。今から真剣な話するから、ちゃんと聞いてね」
もしかして……『やっぱり、今までどおり、何もなかったようにはできない』とか、『友達やめよう』とか言われるんじゃ……?
どうしよー!?やだよー!!あんまり気にしてないから!って言おっかな……。
でも、実際気にしちゃってるしな……。
う~ん、どうすれば……、と一人で勝手に悩んでいると。

