あれから、一週間後―――……
「「えぇーーーーー!!!」」
生徒会室に、伸治くんと私の絶叫が響き渡った。
「ほ、本当に!?」
「こんなうそつくわけないでしょ!」
「おい、翔也。本当なのか?」
「もちろん♪本当だよっ!」
なぜ、私達がこんなに騒いでるかというと……
「まじかよ……。まさか、お前らが付き合うとは……」
そうなんです!なんと!なっちゃんと翔也さんが付き合うことになったらしいのです!
「てことは、この前言いかけてたのって……?」
と私がなっちゃんに聞くと、
「そ!このこと♪」
案の定、とびっきりの笑顔で、なっちゃんはそう答えた。
「なんで!?どうして付き合うことになったの!?」
私が興味津々で聞くと、翔也さんが答えてくれた。
「まぁ、一緒に暮らすようになってから、お互い気になり始めて、この前、会話の流れでそういうことになったんだ♪」
「会話の流れでって……、どんな流れだよ!」
伸治くんがつっこみを入れる。
それに対して翔也さんは、
「まぁ、そういうことだから。じゃ、今日は解散!俺ら先に帰るから!」
と言って、回れ右をしてなっちゃんと二人で帰ってしまった。
そして……取り残される私達。

