喜んでもらえてよかった。
伸治くんの笑顔を見てそう思った。
「そういえば。私達が選ばれたのって、結局ランダムじゃなかったんだよね?」
「そうだけど。どうかした?」
「いや……。なんか、あの4人で生徒会をやるのが偶然だったなら、すごい運命だなって思ったから……」
「大丈夫だよ。俺らが出会ったのは、ちゃんと運命だから」
“だから心配すんな。”“なっ?”と、伸治くんが微笑んでくれたのが、うれしかったからか、すごくドキドキした。
そして、あっという間に食べ終え、片付ける。
お風呂にも入って、課題や明日の準備も済ませた。
あ、そうだ。
昨日は私を見張る為に伸治くんは一緒に寝たんだよね……?
てことは、今日からは別々かな?
「ねぇ伸治くん。今日はどこで寝ればいいかな?」
「昨日と一緒でいいんじゃね?」
「え?でもおばあちゃん居ないし、もう見張らなくていいんだよ?」
「俺がお前と一緒に居たいんだよ」
「え……?」