「伸治くん、この人は……?」




「あぁ、こいつは俺のダチの翔也」




「どうも!伸治のダチの菊池翔也です!」




「“きくち”さんですか?」




「あ、“しょうや”でいいよ」




「では、翔也さん。あたしは山本愛実です」




「じゃあ、愛実ちゃんって呼ぶね」




「はい!よろしくおねがいします!」




「こちらこそ♪」




「じゃあな愛実。またあとで」




そう言って、伸治くんと翔也さんは3年の校舎のほうに消えていった。




あ!そういえば、帰りのこと断るの忘れちゃった……。




しょうがない、今日は一緒に帰るか……。