幼なじみのあいつはオレ様！？

だが、あの時の俺は、冷静じゃなかった。




愛実が危険な目にあうかもしれない。




そう思うだけで、苦しかった。




なぜそんなに冷静さを失っていたのか？




きっと、責任感だけじゃないと思う。




「違うよ」




俺はきょとんとしている愛実の顔を真っ直ぐ見つめた。




「俺が愛実のこと好きだから」




自分の気持ちを、俺はしっかりと伝えた。




～愛実side～




「俺が愛実のこと好きだから」




え？




今、しんちゃん何て言った？




……しんちゃんが、私のことを、好き？