という声が聞こえた気がした。
~愛実side~
すると、しんちゃんが立ち止まり、振り返った。
そして、辺りをきょろきょろし始めた。
私は急いで近寄れるギリギリのところまで行った。
「しんちゃん!!」
もう一度、大きな声でそう呼んだ。
~伸治side~
俺は思わず立ち止まり、振り返った。
まさか、愛実がいるのか?
辺りを見回したが、それらしき人物を見つけることは出来なかった。
やっぱ、違うか……。
前を向きなおそうとしたその時。
「しんちゃん!!」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…