言いづらそうにしている愛実を見て俺はそう言った。




図星だったらしく、愛実はびっくりしてる。




やっぱりな……。どうせそんなことだろうと思った。




「このままだと、いつ俺が帰れるかわかんねぇし、手伝ってやるよ」




俺はそう言いながら、愛実の真正面に座った。




「え、でも。そんなの悪いよ……」




が、愛実はなかなか素直にならない。




「は?お前まだそんなこと言ってんの?前に言ったよな?お前に拒否権はねぇって」




めんどくさくなった俺は、そう言った。




「でも、一緒に住んでる間だけじゃ……?」




なおも反論をしてくる。




「は?そんなん関係ねぇし。それでも逆らうって言うんなら、お仕置きしねぇとな?」




「なっ……!?」