なつみの言葉に驚く愛実。 俺も様子が気になり、こっそり部屋を出た。 「あれ?つぐみまだ半分ぐらいじゃん……」 「なっちゃん早すぎ!なんでこんなに差が……」 「まあ、もうちょっとで終わるって!手伝おうか?」 「いい!一人でがんばる!」 愛実はムキになってそう言った。 「そう?じゃあ先に帰ってるね」 「分かった!」 「あ、じゃあ送るよ。もう暗くなり始めてるし……」 「じゃあお願いします」 すると、愛実が反応した。 「翔也さんも帰っちゃうんですか?」 「え?うん。そうなるね」