「○○遊園地の入り口に十時集合ね!」
そういうと麻衣香は、つかんでいた俺の腕を離し、
「今日用事あるから、また明日ね!」
そう言うと、麻衣香はさっさと歩いていってしまった。
「まじで明日行くのかよ……」
俺はなんだか嫌な予感がした。
その後、家に帰ってみると、翔也の荷物は消えていた。
しばらくすると、「ただいまー!!」という声が聞こえた。
なんか、異常にテンション高いし、昨日のことは触れないほうがいいかもな。
そう思った俺は、
「おう!おかえり」
と、ちょっとテンション高めに言ってみた。
明日の予定を話した後は、さっさとやることを済ませ、なにごともなかったようにして寝た。

