「なんでだよ?」 「このままだと、どんどん離れてく気がするなー」 「……意味わかんね」 なかなか明確に言おうとしない翔也を諦め、部屋に戻った。 ったく。なんなんだよ……。 その時、机の上で何かが光っているのを見つけた。 「ん……?」 近寄ってみると、 「携帯電話……」 携帯がメールの着信を知らせていることに気づく。 そういえば、今日忘れてったんだ……。 メールは、愛実からだった。 【今日の放課後、生徒会室に来てね!】 本文にはそう書いてあった。