「……実は」
俺は、翔也に麻衣香のことを話した。
翔也は親父のことについては既に知っているので、簡単に話を済ませた。
「……ってことになった」
俺が全て話し終わると、
「ふーん」
と翔也がつぶやいた。
そして、何もなかったかのように立ち去ろうとする翔也を、俺は慌てて止めた。
「っおい!それだけかよ?」
「だってそれ、伸治と愛実ちゃんの問題でしょ?俺は何も言えない」
「まぁ、そうだけど……」
だからって、いくらなんでも冷たすぎる気が……。
「ま、愛実ちゃんとの関係をどうにかしたいなら手伝うけどね」
愛実との……関係……?

