付き合う?俺が麻衣香と?
「ムリ」
考えた瞬間、すぐに答えが出た。
「へぇー?じゃあみんなに言っちゃお♪」
麻衣香はニコニコしながらそう言ってこっちを見ている。
「好きにしろよ。でもお前、生徒会長の権限でなんだって出来るんだぜ?」
俺はもう、完全に素の俺になっていた。
「ふっ。残念だけど、それはムリね」
「なんでだよ?」
「あの高校の校長は、私の叔父さんなの」
「えっ……?」
「だから、あなたのこと、なんでも知ってるの。今愛実ちゃんと住んでて、あなたの両親は海外にいること。それと、あなたには表と裏の顔があることもね」
……そういうことか。
「わかった?断ると、愛実ちゃんもあなたも大変な目にあうのよ?」

