「え?一緒に?」
俺はキャラを崩さないようにして、麻衣香に聞き返した。
「うん!担任に仕事頼まれちゃってさ。級長二人でやっといて!って言われてるんだ」
……まじかよ。
たぶん、こんなの嘘に決まってる。
だが、こうして行動を起こしてきたからには、何か手を打たないといけない。
それに、愛実のことは絶対に守らないと。
とりあえず、俺が麻衣香と一緒に帰れば、愛実は安全だよな?
そう考えた俺は、
「あぁ、それならしかたないね。手伝うよ」
キャラを作って、だまされたふりをしてそう言った。
「ほんとに?よかった!でも、愛実ちゃんに用事あったんじゃないの?」
そう聞いてきた麻衣香に対し、俺は、
「ああ。でも、もう終わったから。じゃあね山本さん」

