私がうなずくと、啓太は安心したような表情をした。




「じゃ、今から告白してきなよ!」




「え!?今から!?」




私は動揺してしまった。




「うん。愛実って、すぐやんないと、どんどん先延ばしにしそうだからね」




うっ……。そ、そうかもしれないけど……。




「それとも、俺の気持ちを台無しにするわけ?」




啓太にみつめられて、私は決心した。




「わかった!いってくる!」




私は立ち上がり、啓太に向き直った。




「啓太、ありがとう!」




「がんばって!」




啓太の言葉にうなずいた私は、走り出した。




まずはなっちゃんの家だ!