「分かった!」 私は作業をしながら返事をした。 「あ、じゃあ送るよ。もう暗くなり始めてるし……」 「じゃあお願いします」 え?ちょっと待って。 「翔也さんも帰っちゃうんですか?」 「え?うん。そうなるね」 「じゃあね、つぐみ。がんばって」 「伸治!ちゃんと鍵閉めろよ!」 待って待って待って。てことは…… 「は?何言ってんだよ!」 伸治くんと二人きり!? 「ちょっとなっちゃん……」 「おい!翔也!」