突然のことで戸惑う私。
「どういたしまして。それに、4人分なんて持てないでしょ?手伝うよ」
そう言うと、啓太はお茶を2つ持って歩き始めてしまった。
私も残りの2つを持って後を追う。
「あれ?あの2人、さっきまでここにいたんだけどな……」
啓太が立ち止まり、辺りを見回す。
「あたし、ちょっと探してくるから、啓太はここで待ってて!」
私はそう言うと、走って辺りを探した。
あ!もしかしたらトイレとか?
そう思った私はトイレの方を目指して走っていった。
「……もういいよ」
トイレに到着すると、話し声が聞こえてきた。
ん?麻衣香さんの声?裏の方から聞こえたな……。
そう思って裏の方に行ってみると。

