「お互い、彼氏・彼女がいるんだし、バラバラに行ったほうがよくね?」
「あ、そっか。そうだよね」
そりゃあ、そうだよね……。
私達が一緒に来たら変だよね……。
「わかった」
「じゃあ、俺が先に行くから、お前は後から来い」
「うん。そーする」
伸治くんが出て行くのを見送り、いつでも出れるように準備をする。
伸治くんは最近、前ほど私に絡んでこなくなった。
やっぱり、私はただ遊ばれていただけで、彼女が出来たからもう私はいらなくなったのかな。
だから最近、つまらなさそうなのかも。
私が邪魔で目障りだから……。
「もうダメだ……。どんどんマイナス思考になってくよ……」

