なっちゃんの声を聞いたら、気持ちが一気にこみ上げてきて、涙が溢れてしまった。
「うぅ……うっ…ヒック…」
『ちょっ、つぐみ!?』
なっちゃんはそんな私を心配してくれて、ある提案をしてくれた。
「ありがとね、なっちゃん。あと、翔也さんも……」
「いいって!じゃ俺はあっちに行ってくるから」
そう言うと、翔也さんは大きなカバンと荷物を持って出て行った。
そう、今私はなっちゃんの家に来ている。
「しばらくここに居ていいからね?」
「ありがとう。でも、今日だけにする。心配掛けちゃうといけないし……」
「あ、それよりも。何があったのかちゃんと話してくれる?」
「うん……」
私はなっちゃんと分かれた後に聞いてしまったことをなっちゃんに話した。

