すぐに終わり、急いで伸治くんと離れた。
「ふっ。顔真っ赤」
そういいながら、伸治くんは私の反応を見て楽しそうにしている。
「だ、だって……。いきなりあんなことするから!」
「ふーん。でも俺は、最初からするつもりだったけどね」
え?最初から?
「不意打ちでキスしたら、絶対動揺するんだろーなって思って」
「そんなんされたら、動揺するに決まってんじゃん!」
「だろーな。お前、この中入っても大丈夫とか言うから、とりあえずどうにかして動揺させてやろーと思って」
「なにそれ!あれは、おばけなんか怖くないって意味で言ったし。そんなんなしだよ!」
「ま、やるより先に泣かれちゃったけど。それにお前、結局怖がってたし。俺が泣かせるつもりだったのにな。マジで残念」
な!なんで平気な顔してそんなこと言えんの!?
これ以上二人っきりだとやばいと思った私は、とりあえず幕の外に出た。
続いて伸治くんも出てくる。
「お!お前らやっと出てきたな」

