でも、ここまで来たからには受けてたってやろうじゃないの!
「分かった!いいよ!入ろ!」
「よし!じゃ、いくぞ!」
私と伸治くんは一緒に入った。
お化け屋敷に入る瞬間、見上げた伸治くんの顔には、いたずらっ子のような笑みが浮かんでいた。
中に入ってみると、想像以上に暗くなっていて、歩くのもままならないくらいだった。
「っ!」
私は思わず伸治くんの腕をつかんでしまった。
「あれ~?もしかして愛実、怖いの?」
「なっ!!んなわけないじゃん!!」
そういわれて、慌ててつかんでいた腕をはなした。
「じゃ、さっさと行くぞ」
そういうと伸治くんは、さっきよりもスピードをアップしてぐんぐんと進んでいってしまった。

