これ以上一緒に居ると感情が爆発してしまいそうだった私は、とっさにそう言って、走り出した。
「おい!!」
伸治くんも追いかけてきたけど、人ごみにまぎれると、徐々に距離が空いて行き、伸治くんの姿は見えなくなった。
とりあえず私は、近くの公園に向かい、ブランコに座った。
なんでだろ?伸治くんは注意してくれただけなのに、あたしのことを心配して言ってくれたのに、それなのに、なんで私……。
私は、伸治くんだからああやって話してたのに。
他の男子にはあんな風に話したりしないのに……。
そう思われていたことが、すごくショックだった。
あたしって、伸治くんにとって、どういう存在なんだろう?
友達?幼なじみ?……まあ、恋愛対象には見られてないんだろうな……。
そう思うと、また自然と涙が出てきた。
「あれ?おかしいな……。なんでこんなに胸が痛いんだろ?」
伸治くんのことを考えると、胸がズキズキする。

