「わぁ~!屋台がいっぱいある!」
私は目をキラキラさせながら、周りを見渡した。
「なんか食おうぜ」
伸治くんはそういうと、やきそばと書いてある屋台に向かって、スタスタと歩いていった。
「あ、ちょっと待ってよ!」
置いてかれそうになり、慌てて付いていく。
「1つください」
「400円だよ」
伸治くんはカバンから財布を出すと、400円を屋台のおじさんに渡した。
「まいどあり~」
やきそばを受け取ると、伸治くんは、
「行くぞ」
と言って、私の右腕をつかみ、屋台の裏側に連れて行った。
いきなり腕をつかまれた私は一瞬、ドキッ!としてしまった。

