驚いた私は、伸治くんを押し返そうとしたけど、びくともしない。
そのまま、口付けはだんだん深くなっていき、息が苦しくなってきた。
「んんっ!」
必死に叩いて抵抗すると、ようやく伸治くんは私を解放してくれた。
「どうだった?俺のキスは」
伸治くんは、意地悪な笑みを浮かべながら、そう聞いてきた。
「っ……」
「今日はここまで。続きはまた今度な?」
そう言って、伸治くんは部屋を出て行った。
「はぁ~。キスしちゃった……」
なんでキスしちゃったんだろ……。
しかも私、伸治くんなら……とか考えてたし!
あ~、なんでだろ……。
それに、伸治くんとのキス……いやじゃなかった。

