義姉さんは子を産んだばかりで…未亡人なんてとすすり泣く声に寝不足になるくらいなら私が兄の代わりに刺客として手柄をたてればよい事だ…。 50の爺さんのとこに嫁ぐ日…。 私は父の甲冑を嫁入りの道具の中に忍び込ませた。 私は水が飲みたいといって…川岸近くに腰を下ろし馬にも水を飲ませたいといってそのまま使者としてここに向かった。 ――喋らなければ気づかれる事もない…。 例え気付かれたとしてもその者に私が女だと言えぬ状況に持っていけばよいのだ…。